文学・古いものから今まで List
- 十六夜日記
- 和泉式部日記
- 伊勢物語
- 今鏡
- 宇治拾遺物語
- うつほ物語
- 大鏡
- 奥の細道
- 落窪物語
- 懐風藻
- 蜻蛉日記
- 源氏物語
- 好色一代男
- 国性爺合戦
- 古語拾遺
- 古事記
- 今昔物語集
- 更級日記
- 時刻表2万キロ
- 出世景清
- 侏儒の言葉
- 続日本紀
- 小説神髄
- 小説総論
- 先代旧事本紀
- 曽根崎心中
- 太平記
- 竹取物語
- 黒革の手帖
- 土佐日記
- 海がきこえる
- 怪人二十面相
- 御宿かわせみ
- 砂の器
- 真幻魔大戦
- 剣客商売
- 赤かぶ検事奮戦記
- 父と暮らせば
- 少年探偵団
- 紫式部日記
- 浜松中納言物語
- 青の炎
- 日本現報善悪霊異記
- 三河物語
- 幻魔大戦
- 世界の中心で、愛をさけぶ
- 徒然草
- 一夢庵風流記
- 虚無への供物
- ICO
- 少年陰陽師
- 東海道中膝栗毛
- 銀河鉄道の夜
- 安積班シリーズ
- 宇宙一の無責任男
- とはずがたり
- 甲賀忍法帖
- 鬼平犯科帳
- 新ロードス島戦記
- 銀河英雄伝説
- とりかへばや物語
- 南総里見八犬伝
- 気象精霊記
- 風姿花伝
- 風の歌を聴け
- 梁塵秘抄
- 大和物語
- 機神兵団
- 吸血鬼のおしごと
- 平家物語
- 終戦のローレライ
- キノの旅
- 空の境界
- イリヤの空、UFOの夏
- ARIEL
- クロスカディア
- 巨人と玩具
- 日本書紀
- セーラー服と機関銃
- 池袋ウエストゲートパーク
- 枕草子
- あばれはっちゃく
- 生きている兵隊
- クリスタニア
- アリソン (小説)
- グイン・サーガ
- 増鏡
- いま、会いにゆきます
- 伊豆の踊子
- 風の又三郎
- 雨と夢のあとに
- 蜘蛛の糸
- 虚航船団
- 十二国記
- 虞美人草
- 河童 (小説)
- ビルマの竪琴
- 保元物語
- 方丈記
昔の文学には、興味深いのがたくさんありますね。学校でいろいろ習ったときは、特にあまり感じなかったのですが、 ある程度大人になってから、それらのものに接すると風情が感じられます。最近のものもご紹介しています。 では、よろしく御願い致します。
スポンサード リンク
2007/09/29 日記<キノの旅>
キノの旅
台湾国際角川書店
テウォンC&Aホールディングス
TOKYOPOP
掲載誌=電撃hp
レーベル=電撃文庫
発売日=
開始=2000年3月
終了=
巻数(又は冊数)=既刊11巻
話数=
その他=
}}
『キノの旅』(キノのたび)は、電撃文庫から刊行されている時雨沢恵一のライトノベル。また、これを原作とするアニメ、コンピュータゲーム|ゲーム、ドラマCD作品である。原作のイラストは黒星紅白。概要
2000年3月に、『電撃hp』Vol.6に掲載され、読者アンケートで好評を得る。その後、ファンの声にこたえる形で文庫本化。シリーズ累計で560万部を超える、電撃文庫の大ヒットシリーズのひとつである。また、2003年4月より全13話でTVアニメ放送、その映像は後にDVD化され、プレイステーション2においてゲームも発売された。また、TV版とは違うキャストだが、以前にドラマCD化もされている。短編連作の形式がとられており、「-the Beautiful World-」という副題の付いた作品が2007年10月10日現在、第11巻まで発売されている。『このライトノベルがすごい!』2006年度2位。2006年7月、時雨沢恵一自身によるパロディ本『学園キノ』が発売された(詳細は#学園キノ|後述)。内容
旅人キノと、その相棒であるモトラド(注・二輪車。空を飛ばないものだけを指す、と本文では説明されている)・エルメスの旅を描くファンタジー。激しい戦闘シーンや、強力なライバル等はほとんど存在せず、純粋にヒューマンドラマ中心に描かれている。また、ほとんどの話に寓話的要素が盛り込まれており、メッセージ性を感じられる。そのためか基本的に旅の中で出会う人達の名前が描かれることは無く、ほとんどの話で旅人が物語の中心になるように構成されている。キノをメインにおいた話の他に、シズの一行や、過去の師匠一行の旅が描かれている回もある。キノ一行と師匠一行の話のほとんどは第三者視点で語られるが、シズ一行の話のときには旅の仲間である陸の視点で語られる。また本作はあとがきに趣向を凝らしており、特に3巻以降これが顕著に現れてくる。「本編の話のパロディ的な構成」「本文中で突然、短編の一つのような形で書かれている」、「真っ赤な嘘のあらすじ(後にこれが『学園キノ』として書籍化)」、「本物そっくりの偽の広告」など異彩を放つ物が多く、この作品の特徴となっている。作者自身があとがきを本編の前に読むため、あとがき内でのネタバレ厳禁をモットーとしている。世界観
『キノの旅』の世界には様々な「国」(実態は都市国家)が世界中に散在している。「国」はそれぞれまったく違った文化をもっており、技術的な格差もきわめて大きい。しかし、キノやシズが会話に不自由しないことから各国とも言語は統一されている様子(ただし、1巻「平和な国」では隣国と「言語も違う」と書かれている。なお、言葉は通じても国によって用いられている単語や諺が異なることもある)。また、暦なども各地で同じものが用いられている様子。たいていは高い城壁に囲まれており、城壁内は各国の法律が機能して比較的秩序が保たれている。しかし、城壁の外は盗賊などにも遭遇することがある無法地帯である。人間以外のものがしゃべることがあり、エルメスはモトラド、陸は犬でありながら話すことができる(ただしこの世界でも、犬は普通話さないことになっている)。モトラドであるエルメスが喋る理由は、「おしゃべりだから」だそうだ。他に、ビジュアルノベル『キノの旅 旅人の話 -You-』に出てくるモトラドもキノやエルメスと会話するシーンがある。また、「戦車の話」「続・戦車の話」では、戦車も話している。登場人物
主要登場人物
: 主人公。エルメスで世界中を旅している。短髪で一人称が「ボク」であること等から、凛々しい少年とも思われやすいが、実は少女である(ボク少女を参照)。昔は「わたし」と言っていたのだが、あるときから自分のことを「ボク」と言うようになった。「師匠」に旅をする上で必要な知識や技術を徹底的に叩き込まれている。ナイフ術と体術も得意だが、特にパースエイダー(銃器)の才能があったようで、作中では数種類のパースエイダー(主にカノン・森の人・フルートの3丁だが、話によってはナイフ形パースエイダー・ショットガン型パースエイダー)を使いこなす。この世界にはパースエイダー技術の段位があり、キノは4段で黒帯。1つの国には3日間しか滞在しないというルールを自らに課している(理由は、初代キノ曰く「その方がどんな国か分かるし、長居していると多くの国を回れないから。」で、2代目キノがこれを受け継いでいる)。
: 性格は冷静沈着で口数が少なく淡々とした口調で話すため、冷たい印象を与えることも多いが、注射と料理がかなり苦手(師匠はキノの料理を食べて死にかけたらしい)という可愛らしい一面を持つ。さらに華奢な体格ながら大食漢であり、実行を渋るような依頼をされた場合でも、報酬として食事を提示された場合、即決で許諾する場面も見受けられる(この性格は「学園キノ」においてはさらに顕著である)。また、野宿が多いためかシャワーやふかふかのベッドが好きで、そういった条件の揃った場所を好む。反面、がめついので積極的に誰かを助けたりはしない模様。また、そのがめつさから、VIII巻の『悪いことはできない国』の終盤では、『とんでもない悪人』とまでエルメスに評される始末。しかし基本的には中立的である。3巻「同じ顔の国」では、女の子は女の子、男の子は男の子でまったく同じ顔をした子供たちを(一度も間違えることなく)見分けたことがあり、そのことからかなり鋭い洞察力と、観察力を持つことが分かる。
: 年齢は10代中頃で話によっては10代後半のときもある。
: 彼女(現在のキノ)は大人の国出身の二代目である。初代キノ(声:井上和彦 (声優)|井上和彦)は男性で、彼女を庇い大人の国で死亡。その後、彼の名を継ぎ2代目キノとして現在に至る。初代キノは歌が下手だが、2代目キノは歌がとても上手い。
: 2代目キノの本名は、母国である大人の国の外に咲いていた、読み方を変えるととても嫌な悪口になる紅い花の名前である。「優しい国」に登場した少女の名前がその条件に一致しており、キノが含みを持たせた反応を見せているが、作品中においてキノの本名が出されるときは「×××××」とだけ表現され 事実関係は明らかにされていない(6巻目次や7巻口絵にはそれを連想させる「赤い花」が描かれている)。
: 訪れた国の内情に深入りすることは滅多になく、またその国の価値観から自身の生き方を否定されても(受け入れはしないが)特に反論することもない。寓話的作品の狂言回しという性格上の理由、善悪や幸福感といった価値観が主観的なものであるという心情を持っていることもさることながら、上記の経験から「各国とも自国の法律や文化を絶対視しており、国によっては異を唱えるものは自国民、外国人問わず排除される」という現実を熟知しているため(自国のありかたに疑問を持つ人から相談を受け、自分もそれに同意見であっても、相手の身の安全のためあえて否定したこともある)、という側面もある。
: なお、「キノ」という名前の由来は、ドイツ語で「映画」を意味する「Kinematograph」(Kinoと略される)である(初めは別の作品の男キャラの名前だったらしい)。
: 余談ではあるが、キノの旅のルートは大まかに西に向かうルートを辿っており、また旅をしている位置は南半球であると思われる(北に行くほど温かく、南に行くほど寒いという描写があるため)。; エルメス - 声:相ヶ瀬龍史(テレビ・ゲーム等)/野田順子(ドラマCD)
: キノの相棒で、言葉を話すモトラド。しかし、言葉を話す以外は、空を飛ぶことも自力で走ることもできないが、化学・科学などの知識が豊富。キノを茶化す皮肉屋な性格で、諺を使おうとするが、大抵間違っている(実はわざとらしい)。ちなみに、旅を始める前まではキノの方が諺を間違えている。また、喜怒哀楽をあまり極端に出さず、悲しんだり怒鳴ったりすることはほぼない。しかし自身の不調を治してもらったりするとスッキリするらしく、とても喜ぶ。逆に倒されたりテーブルにされたり、粗雑に扱われると不満を愚痴る。国との間を移動している時は「退屈だ」が口癖。元は大人の国でスクラップとして放置されていたが、初代キノにより修理された。名前は初代キノの昔のともだちが由来。元々は2人乗り用だが、改造されて後部キャリアが荷物置きになっている。
: モデルはかつて生産されていたイギリス製のオートバイ、ブラフ・シューペリアSS100。「しゃべる乗り物」というコンセプトは山本弘 (作家)|山本弘の小説『ギャラクシー・トリッパー美葉』の影響だと、時雨沢本人が山本に語ったという主張がある(山本弘著『トンデモ本?違う、SFだ!RETURNS』より)。
レギュラーキャラクター
: 刀を武器としてバギーに乗って旅をしている青年。緑色のハイネックセーターを着用し、長身でスリムな容姿。キノと同じ黒い髪をしている。かつては一国の王子だったが、諸事情により旅人となる(1巻4話「コロシアム」)。性格はキノとは正反対に、温厚篤実で慈悲深い性格である。しかしながら、彼の行動が実を結ぶことは少ない。剣の腕は超一流で、「恐ろしくよく切れる刀」を難なく使いこなし、刀身で弾丸を防ぐほどである。だが、パースエイダー(銃)使いのキノには連戦連敗している(1巻4話「コロシアム」)(8巻「船の国」)。少女と関わる話が多いからかロリコン疑惑が浮上しているが、本人は否定している。キノ・エルメスが登場せず、シズ・陸(主に陸視点)を中心に語られる物語もある。真実かどうかわからないが、最初はコロシアムに出る予定ではなかったらしい。旅の途中からティファナを同行させている。
: 「シズ様の忠実なる下僕」と名乗る白い犬。いつも楽しく笑っているような顔をしているが単なる生まれつき。エルメス同様、人間の言語を話し、とても言葉遣いは丁寧である。シズに何らかの恩義があるようだが、今のところは不明。そのためシズの命に関わるような事柄に直面すると、彼に物申すこともある。裏表が激しく、シズやキノには懐くが、エルメスとの仲はあまり良くない(会う度に互いを罵倒しあっている)。シズを傷つけたティーのことも最初は快く思っていなかったが、後に仲間として認めるようになった。作品中の記述やイラスト、またモデルとなった犬がそれ(知り合いの飼っているサモエドで、名前は同じく陸)だったことからすると犬種はサモエドのようで、『学園キノ』では、そのように明言されている。
: 本名:ティファナ。漂流する「船の国」出身の女の子。ある事情からシズ、陸の旅の連れになる(8巻「船の国」)。雪のように白い髪を持つ。とても無口で滅多に喋らないが、言うときは子どもらしくない、とてもシビアなことを言う(しかし全て平仮名で表される)。記憶力が良く、「船の国」では浸水している百ヶ所近くの場所を全て把握していた。手榴弾を好み、狩りから脅迫(シズに止められたため、未遂)等多岐に渡って使用する。また、飛び出しナイフ(バネ仕掛けで刃が飛び出すナイフ、モデルとなったのはスペツナズ・ナイフ)も好んで使う。一度シズをそのナイフで刺し、殺してしまいそうになったことがあった。霊感が少しあるらしい(いろいろな話より)。常時着用しているマフラーは長くなった陸の毛を刈ったのものと赤の毛糸を織り交ぜて作ったもの。
: キノにパースエイダーの訓練を施した老女。森で暮らしている。仕込んだ教え子には皆「師匠」と呼ばせている。おかげでキノは教えられえるまで師匠を「ししょう」という名前だと勘違いしていた。実は名前が決まっているらしい(ファーストネームだけ、XI巻あとがき)。若い頃はキノ同様に旅をしていたことがあり、そのパースエイダーの腕は愛銃「カノン」と共に良くも悪くも有名。色々なところから恨まれたり感謝されたりしているが、基本的にはお金のために動いている。キノには他人に自分のことを聞かれても白を切るようにと注意している。そのパースエイダーの腕前と傍若無人な性格から、ほぼ無敵の女性のように描かれているが、実はお化けの類が苦手で、宝石があってもそこに幽霊がいれば迷わず去る。乗っている車はスバル360と思われる描写(及びイラスト)があるが、本文中に明記はされていない。
: 師匠の弟子。とある国の賞金首であったが、事情により師匠と一緒に旅をする(6巻4話「長のいる国」)。パースエイダー・スミス(=ガン・スミス、銃の整備士)の心得がある。キノが持っている「森の人」の元持ち主。左利き。「優しい国」に登場したのはパースエイダー・スミスらしい(「カノン」を見た時とてもびっくりし、見た事があるような様子から)。本人曰く、霊感があるらしい。師匠には及ばないものの、実力は一流。しかし、傍若無人な性格の師匠に付き従っているため、報われない立ち位置にいることが多い。子供の頃は学校に通っていたらしく、成績は優秀。登場人物の名前は、ドイツ語系・銃器関係の名前が多い。
その他の登場人物
: II巻第八話「やさしい国」に登場。観光ガイドを目指す宿屋の娘。サクラ|名前が花に由来する点やそれをもじったあだ名を嫌う様子はキノに幼少期を思い出させた。
: VI巻口絵「戦車の話」、IX巻第九話「続・戦車の話」に登場。人語を話す浮遊戦車。以前は中に戦車長が乗っていたが既に死んでおり、戦車長が死ぬ前に命令した『色が黒くて、砲塔の右脇に三本の紅い縦線があって、左側に獏の絵が描いてある戦車を探し出して破壊すること』を目的として一人で旅をしている。
: VI巻第十話「病気の国」に登場。「シティ」に広まる伝染病にかかっている少女。「カントリー」開拓団の少年と文通しているが……。
: VI巻第八話「祝福のつもり」に登場。三つ編みの少女。7人きょうだいの最年長。貧富の差の激しい国の最下層出身。貧しさから逃れるため、シズに自分を買ってくれるよう頼み込むが……。
: 彼女の「祝福」は、死を覚悟し、殺伐としていたシズに生来の穏やかな気質を取り戻させることとなった。「いろいろな話」にて多少違った登場の仕方をした。
: X巻第七話「歌姫のいる国」に登場。12歳。日銭労働者。歌姫の歌を愛し、そのレコードと蓄音機を買おうとしていた。貧困層には全く手が届かないその品のため、誘拐犯に誘われたことから、その運命が大きく変わることとなる。
: X巻第七話「歌姫のいる国」に登場。12歳。純朴な少女。暮らしぶりは非常に裕福だが、家族はなく、執事や召使と共に生活している。エリアスらに誘拐されるも、身代金と共に無事に解放される筈であったが……。
: ゲーム版第2作の主人公。容姿が若干キノに似ているが、こちらは正真正銘の男性。燃料の豊富な国出身。格好や服装もキノとほぼ同じである。過去に、セイが住む村にキノ(初代)が訪れたことがあり、キノを探すため、相棒のモトラド「ジャン」と旅をしている。キノと出会ったのがきっかけであらゆる人生観が変わった。キノを探すという目的より、旅自体を楽しんでいる節がある。淡々としたキノとは違い、喜怒哀楽などの感情がとても豊か。パースエイダーの腕はそれなりにある様子であるが、キノからすれば大したことはないという。なぜキノを探しているのか、その目的は不明。全く返事を返してこないが、めげずにいつもジャンに話しかけており、「ジャンと旅をしている」ことをいつも強調している。
: セイの相棒。昔からセイの持っていたモトラド。名前が無かったため、可哀想に思ったキノが思い付きで付けた。とても無口らしく、旅の間中セイに度々話しかけられるが、全く反応しない(そもそも彼に返答したことすらないようで、返事は全て「……」である)。しかし、乗り手であるセイが時折ジャンの感情を感じ取ることもある。セイの気のせいかどうかは今一わからなかったが、1度だけ彼の返事も感じたことがある(本当に返事したかは明確ではなく、キャストがエルメスと同じということからも、キノとエルメスの影響でそう聞こえた可能性もある)。
時系列
本作は短編連作の体裁を取り、作品の発表、刊行順と作品中の時系列は一致しない。基本的にはどこから読んでも話として成立するようになっているが、視点の違い、後日談など、お互いに関連性のある話もある。以下に時系列上の分類を示す。
: 二代目キノの師匠の若い頃とその弟子(少し背の低いハンサムな男)の話が、時系列上もっとも古い。一部の話は二代目キノの回想という形や、二代目キノの話に被せる(逆もあり)展開をする場合もある。
: 初代キノの話が、師匠と弟子の話より後、二代目キノの話の前に位置する。話数は最も少ない。名前が同じ「キノ」と「エルメス」であるため二代目との描写の差異で判断するほかない。1巻「大人の国」が初代キノ最後の話である。
: この二代目キノが本作の主人公であり、話数も一番多く、『キノの旅』のメインとも言える。師匠の下で修行していた時代の話と、旅に出てからの話がある。1巻「大人の国」が二代目キノの旅のきっかけの話。
: 二代目キノの話と同じ時系列に位置する。6巻「祝福のつもり」がシズと陸の最初の話、1巻「コロシアム」がその直後の話。また、8巻「船の国」でティーが登場する。
パースエイダー(銃器)について
作品中に登場するパースエイダーとは銃器のことである。語源はおそらく英語の''persuader''(説得する人[物]、(俗)ピストル等、脅しに用いる物)である。パースエイダーは実在の銃器をモデルにしている。しかし、異世界が舞台なので原則実名は出さない。
:元々は師匠の愛銃であり、キノが師匠の家を飛び出して旅に出る際にその内1丁を無断で持ち出したらしい。装弾数が少なく再装填に時間が掛かるが、威力が高く、またパーカッション式であるためいざという時に弾丸を自作できるという利点があるらしい。
:本来は無いサイレンサー組み込み用のネジがバレルに切られている。なおキノのそれは左利き用となっており、左手用のグリップパネルが装着されている。22口径LR弾を使用するため殺傷能力は低いが、装弾数が多く、競技用であることもありレーザーサイトが使用可能なこともあって高い命中精度がある。師匠が旅をしていた頃の弟子の男が使用していた銃でもあり、キノは旅の途中で立ち寄った国の年取ったパースエイダースミスからこの銃を譲り受けている。
:オートマチック式で前部と後部に分割することが出来、持ち運びしやすい構造をしている。サイレンサーを装着することも可能。装弾数はおそらく9発。この銃はキノがとある射撃が盛んな国に立ち寄った際に譲り受けた物である。
学園キノ
『学園キノ』(がくえんキノ)は時雨沢恵一自身によるセルフパロディ本。IV巻のあとがきに書かれた嘘ネタが発端となっている。電撃ヴんこで掲載された後、『電撃h』&『電撃p』、『電撃hPa』に続編が掲載され、電撃文庫で単行本化された。『キノの旅・宇宙編』に続く『学園編』という想定で始まるが、本書のあとがき、カバー折り返し、オビ等で「あくまで本編とは無関係なお遊び」であることが強調されており、「キノの旅のファンは絶対に読んではいけない」とも書かれている。各種設定、キャラクターの性格などは本編とは別物。作品全体の雰囲気も『キノの旅』と完全に異なっており、ライトタッチの非常に明るいノリでまとめられている(パロディネタも豊富である)。例として、シズというキャラクターは、学園キノでは「サモエド仮面」に変身し『変態性欲|変態』として扱われている。また、乗り物や銃についてもキノの旅と異なり実際に存在するものが実名で描かれている。
『学園キノ』の登場人物
: 「キノ」が立ち寄ったとある小惑星の自称女神の呪いにより擬似人格を植えつけられた姿。
: 高等部1年。北海道からやってきた。謎の美少女ガンファイターライダー・キノ(略称「謎のキノ」だがキノはこう呼ばれるのを嫌がる)に変身する。腰にはモデルガン(変身後は「ビッグカノン〜魔射滅鉄」になる)と緑のポーチ(中身は銃や手榴弾)をつけている。
: 「キノ」と同じく食欲旺盛だが、「キノ」と違って寝起きが悪い。エルメスに嫌なことを言われると彼を遠くにブン投げることも。また、エルメスによれば、「食べることと、寝ることしか考えていない。」らしい有様。
: 「キノ」との最大の違いは、度々「美少女」と地の文に書かれること。
: 因みに、英語版Wikipediaでは、『Magical girl』、つまり、『魔法少女』との紹介がなされている。
: 静は嫌いではない(むしろ多少気がある模様)がサモエド仮面は大嫌いで、陸太郎は大嫌いだがワンワン刑事は嫌いではない。
: 木乃が持つ、緑色の革と黄色い金属で出来た携帯ストラップ。赤いボディに紫色の燃料タンクのオフロードバイクに変形する。ストラップの姿を取っている原因は、とある小惑星の女神にスクラップにすると脅された時に「できればストラップがいい」と答えたため。因みにバイクへの変身は、自身の意思で自由自在。キノの要請を断ることすらある。変人が多い中でほぼ唯一の常識人なため、活躍させられないのが作者の悩みらしい。
: 「シズ」が、自称女神に擬似人格を植えつけられた姿。栄養素ヲタ。
: 高等部3年。常に刀を腰に差し、眉目秀麗・成績優秀・スポーツ万能のモテモテな男(学園の一部の男子に「ザ・辻斬り男」「出来すぎ侍」などと呼ばれたりもする)。そんな大人びた雰囲気から留年し続けて現在は20歳を過ぎているとの噂あり。基本的には「シズ」と同じ性格。登場するときはなぜかいつも前を純白のハト(静はカールと呼んでいるが、作者はジョンさんがいいと言っていた)が通り過ぎる。ちなみにスローで。純白の正義の騎士・サモエド仮面(他《他にはαなどの文字が入る》)に変身(実態は扮装)するが、変身後は人格が一変(正確には変身すると決めた時から)、異常にハイテンションな変態と化す。サモエド仮面に変身する前も後もなぜか食べ物の栄養素に詳しい。
: また、サモエド仮面は謎のキノに気があるようだが、いつも謎のキノの魔物退治の邪魔をするため(おそらくわざとでは無い)、大変嫌われている。
: 戦場伝説にも詳しい。引用は魁!!男塾#民明書房|ミンメイ・リパブリッシング・カンパニー。
: 特技は銃弾を剣ではじくことと、銃弾をトマトで受け止めることと、マント(シルク製)で銃弾を防ぐこと。
: ティーになにかトラウマがあり、姿を見かけた際には全身が震えて動けなくなる上に、栄養素の事すら話すことが出来なくなる。
: 「実は四大魔王宇宙のスパイだった」陸が人に変身した姿。
: この名前は、人型形態の時に名乗った名前(多分即興で考えた)であり、はっきり言ってネーミングセンスがない。
: 木乃のクラスに来た転校生を演ずる。白髪の美少年。その美貌は一目でクラスのほとんどの女子(と一部の男子)を虜にした程。
: 静がサモエド仮面(他)に変身しても静だと知っていて、何らかの恨みがある模様(いつも、「くそう静め……いつか殺してやる」「静倒す」といっている)。木乃・静と違い「キノの旅」での記憶を維持しているらしく(だがティーのことは覚えていない。が、茶子にハムカツをもらった時などから記憶を失ったわけではなく、唯単に忘れているだけと思われる)、静に止めを刺そうとした時、「おさげの彼女(ラファ)が待っている」と語った。
: 彼はおそらくワンワン刑事で、特技は「十七条の憲法|銃七乗の拳法」(銃を乱射しながら(ただし狙いは正確)回転円舞)。"銃とこの拳法で戦闘能力が7倍に引きあがる"(なぜか七乗ではない)が名前の由来。ちなみにこの拳法を世界で最初に確立、記録として残したのは聖徳太子(将禿対死)とのこと。ガン=カタという (他者の作品による架空の) 戦闘術があり、それがモデルと思われる。
: 恐らくは「師匠」が自称女神に擬似人格を植えつけられた姿だと考えられる。
: 木乃の祖母という設定。北海道在住。美老婆銃士・ヴァヴァア・ザ・スーパーに変身する。「学園」最強。サモエド仮面曰く、その戦力は米海兵隊一個師団に匹敵するらしい。伝説の谷越え二キロ狙撃を成功させた人。
:「師匠」と比べるとかなりノリが良くて明るい。相変わらずお化け話は大嫌い。聞くとマシンガンを乱射してしまう。15歳位の頃には既にフランス外人部隊に所属しており、その後も各地で武勇を轟かせていた(見かけたら直ぐに逃げること、とも言われている)。静(サモエド仮面)曰く、映画にもなっているらしい。なぜか、映画のタイトルは数十年前から既に「ヴァヴァア」。
: 愛車はスバル360と思われる。しかしその車の調子が悪くなったので、スバル・インプレッサ|スバル・インプレッサWRX STIバージョンも購入した。
: ティー。なぜか20代前半にまで成長している。英語教師の補充要員として登場。男子学生の憧れの的。非常に陽気。良く喋る。陸太郎を一目で気に入り、授業は彼の頭に顎をのっけながら行っている。例によって教師は仮の姿であり、その真の姿は、日本政府が対魔物用に結成した特殊部隊KAEREの隊長である。が、隊員諸共情けない程に弱い。しかし危機にさらされるとティーに変身、手榴弾投擲の達人となる。そして茶子とは一変し、ほとんどしゃべらない。往復びんたを二秒で二百回ほど叩ける。ワンワン刑事の背中に飛びつき頬ずりをする。旅人に助けられて一緒に旅をしていたが、この国で別れたという過去を持つ。学園キノ第2巻で登場。
『学園キノ』の舞台
学園編第三話の序盤に、木乃が通う学園が神奈川県横浜市に存在し、最寄り駅はJR京浜東北線の駅である旨が明記されている。大船駅に近いという記載があるため正確には根岸線の駅であると思われ(京浜東北線と根岸線は横浜駅を通じて直通運転を行っており、明確に区別されることは少ない)、また駅前にミニ映画館があるとの記述からこの駅は港南台駅と推測することができる。港南台駅前には港南台シネサロンが存在し、根岸線の中間駅で他に駅前に映画館が存在する駅は関内駅、桜木町駅など横浜寄りの駅しかない。なお、学園自体が舞台となっているのは学園編第一話・第二話・第四話・第五話で、学園編第三話は大部分が北海道を、番外編は商店街を舞台としている。
既刊一覧
メディア展開
アニメ
TVアニメ
2003年4月〜2003年7月 全13話 WOWOWノンスクランブルで、毎週火曜日18:30〜19:00に放送されていた。また、2007年2月〜4月に東京MXテレビで一部の話が放送された。現在はDVD全6巻が販売されている。また、主人公のキノ役は女優の前田愛 (女優)|前田愛が声優に初挑戦(前田愛 (声優)|同姓同名の声優もいるためまれに混同されることも)。またTVアニメ化記念として、オリジナル短編アニメDVD&ブックレット『キノの旅 〜とっておきの話〜』が発売された。
劇場版アニメ
2005年2月19日、『キノの旅 何かをするために -life goes on.-』が劇場公開。2005年3月30日、ビジュアルノベル『キノの旅 旅人の話 -You-』の限定版DVD内にこの劇場アニメが収録。2007年4月21日、電撃文庫ムービーフェスティバルの上映作品の1つとして劇場版アニメ第2弾『キノの旅 病気の国 -For You-』が公開された(同時上映『灼眼のシャナ』・『いぬかみっ!』)。
スタッフ
主題歌
TVアニメサブタイトル
DVD
ゲーム
: 2003年7月17日、プレイステーション2|PS2用ゲームソフトとして発売された。全10話+α収録。
: 2004年11月25日、同ソフトのベスト版発売。「サウンドコレクション 攻略ガイドつき」も存在する。
: 2005年12月1日、PS2用ゲームソフトとして発売された。全11話+α収録。
ビジュアルノベル
: 2003年12月3日発売 (ISBN 978-4840225250)
: 2005年3月30日発売 (ISBN 978-4840228978)
脚注
外部リンク
キノの旅公式サイト(キノの旅製作委員会)
キノの旅(メディアワークス)
キノの旅の時系列を考えてみよう
バンダイチャンネル
comment(" >0) trackback(" >9)
キノの旅について関連サイト情報