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昔の文学には、興味深いのがたくさんありますね。学校でいろいろ習ったときは、特にあまり感じなかったのですが、 ある程度大人になってから、それらのものに接すると風情が感じられます。最近のものもご紹介しています。 では、よろしく御願い致します。
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2007/09/23 日記<銀河鉄道の夜>
銀河鉄道の夜
『銀河鉄道の夜』(ぎんがてつどうのよる)は、宮沢賢治の童話作品。孤独な少年ジョバンニが、友人カムパネルラと幻想的な銀河鉄道の旅をする物語。豊かなイメージに満ちており、様々な解釈が行われている。これまで数度にわたり、映画化やアニメーション化、演劇化されている。また、最近ではプラネタリウム番組も作られている。
成立1924年ごろ初稿が執筆され、晩年の1931年頃まで推敲がくりかえされて、(1933年)賢治の死後、草稿の形で遺された。初出は1934年刊行の文圃堂版全集である。未定稿のため本文の校訂が研究者を悩ませてきたが、筑摩書房版全集(校本宮澤賢治全集1974年)の編集過程で綿密な検討が行われ、第1次稿から4次稿まで3回にわたって大きな改稿が行われたことが明らかになった。第1〜3次稿(初期形)と4次稿(最終形)の間には大きな差異がある。3次稿までは銀河鉄道の旅はブルカニロ博士(後述)の実験により見た夢だったとされていたが、4次稿に博士は登場しない。また、学校の授業や活版所のシーン、カムパネルラが川で行方不明になる挿話などは4次稿で追加されたものである。従来読まれてきた刊本にはブルカニロ博士の登場シーン(3次稿)が混入していたが、校本全集以後、博士が登場しない展開が最終形とされたことで物語世界の設定が大きく改変されることになった。以下のあらすじは第4次稿による。(筑摩書房版全集の最新版は「【新】校本宮澤賢治全集」、1996年)
あらすじ
:銀河系の仕組みについての授業。疲れていたジョバンニは、天の川が本当は何なのか先生に質問されたが答えることができない。次に指されたカムパネルラも、ジョバンニのことを思ってか、答えない。;二、活版所
:ジョバンニは活版所で活字拾いをする。周囲の大人たちの態度は冷ややかである。仕事を終えたジョバンニは、パンと角砂糖を買って家へ急ぐ。;三、家
:病気の母と、漁に出たきり帰ってこない父のことやカムパネルラのことなどを話す。;四、ケンタウル祭の夜
:母の牛乳を取りに牛乳屋に行くが、出てきた老婆は要領を得ず牛乳をもらえない。途中で、同級生のザネリたちに会い、からかわれる(一緒にいたカムパネルラは黙って少し笑っている)。銀河祭りに行くザネリたちと反対に、ジョバンニは一人町外れの丘へ向かう。;五、天気輪の柱
:天気輪の柱の丘でジョバンニは一人寂しく孤独を噛み締め、星空へ思いを馳せる。;六、銀河ステーション
:突然、耳に「銀河ステーション」というアナウンスが響き、目の前が強い光に包まれ、気がつくと銀河鉄道に乗っている。見るとカムパネルラも乗っていた。;七、北十字とプリオシン海岸
:北十字の前を通った後、はくちょう座|白鳥停車場で20分停車する。二人はその間にプリオシン海岸へ行き、大学士が化石を発掘している現場を見る。;八、鳥を捕る人
:気のいい鳥捕りが乗車してくる。彼は、鳥を捕まえて売る商売をしている。ジョバンニとカムパネルラは鳥捕りに雁を分けてもらい食べるが、お菓子としか思えない。突然鳥捕りが車内から消え、川原でさぎを捕り、また車内に戻ってくる。;九、ジョバンニの切符
:車掌が来る。ジョバンニの切符は、ほかの乗客のものとは違っていた。天上でもどこまででも行ける切符だ、と鳥捕りが感心して言う。
:(以下、章立てなし)
:気がつくと鳥捕りの姿は消え、鷲の停車場の手前で青年と姉弟が現れる。彼らは、乗っていた客船が氷山に衝突して沈み、気がつくとここへ来ていたのだという。
:やがて、南十字星|サウザンクロス(南十字)で、乗客たちは降りてゆき、列車内はジョバンニとカムパネルラの二人だけとなる。二人はどこまでも一緒に行くことを誓うが、カムパネルラがいつの間にかいなくなってしまう。
:一人丘の上で目覚めたジョバンニは町へ向かう。カムパネルラが、川に落ちたザネリを救った後、溺れて行方不明になったことを知る。
登場人物
:主人公の少年。家は貧しく、母親が病気で寝込んでいるので、早朝には新聞配達、学校が終わってからは活版所でアルバイトをしている。父親は長らく家に帰っていない。漁に出ているとジョバンニは信じているが、ラッコ|らっこ密猟に出て、投獄されているとの噂が立っているらしい。近所の子供たちはそのことでジョバンニをからかう。カムパネルラのほかに友達がいない。別に住む姉がいて、料理を作ってくれたりする。
:ジョバンニの同級生で友達。父親同士も親友だった。同級生がジョバンニをからかうときは気の毒そうにしている。ジョバンニとともに銀河鉄道に乗り込み、共に旅する。
::出版物によっては「ラムプシェード」という表記があることを典拠として、「カンパネルラ」という表記に修正される場合がある。
:ジョバンニの同級生。「お父さんから、らっこの上着が来るよ」と言ってジョバンニをからかう。烏瓜のあかりを流す際に川に落ち、カムパネルラに助けられる。
:銀河鉄道の乗客の一人。雁やさぎなどの鳥を捕まえ、押し葉にして食用に売る商売をしている。
:銀河鉄道の乗客の一人。灯台の明かりを規則どおりに間歇させるのが仕事。
:姉弟とその家庭教師。乗っていた船が氷山に衝突して沈み、気がつくと銀河鉄道に乗っていた。
:(初稿から第3次稿において登場する)「チェロ|セロのような優しい声をした」大人。ジョバンニが銀河鉄道に乗ったのは博士の実験によるものだった。ジョバンニにものの見方や考え方などを指し示す。
文庫本による比較
底本としては、「校本宮澤賢治全集」の鑑賞用普及版である「新修宮沢賢治全集」(1980年)が主流となっている。
「銀河鉄道の夜」比較』(青空文庫、2005)は角川文庫版(改定前)と新潮文庫版の比較である。
その他
映画化作品
劇場用アニメ映画
劇場用実写映画
銀河鉄道の夜 I carry a ticket of eternity(2006年制作)
舞台化作品
ミュージカル
銀河鉄道の夜(2004-2007年、劇団わらび座)*台本: 市川森一
演出、音楽、美術なども豪華なスタッフを集め、特に幻想的な銀河の舞台背景や、得意の民舞を生かしたケンタウルス祭のシーンなどは圧巻である。;http://kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/0106hoshi2/index.html
バウ音楽詩劇『イーハトーヴ 夢 宮澤賢治「銀河鉄道の夜」』(2001年、星組 (宝塚歌劇)|宝塚歌劇団 星組 )*監修: 柴田侑宏
演劇
初演 1995年8月3日-7日(全9ステージ)
再演 1996年11月23日-30日(全11ステージ)*公演会場:青山劇場 *脚本:能祖将夫
プラネタリウム
2007年よりコニカミノルタプラネタリウム、五藤光学研究所、リブラの配給により全国各地のプラネタリウムで上映されている。
サンシャインスターライトドーム満天上映版ではナレーションが女優の室井滋であるが、全国上映版のナレーションは声優の桑島法子と大場真人である。*http://www.gingatetudounoyoru.com/
プラネタリウム番組「銀河鉄道の夜」公式サイト
関連事項
*銀河鉄道999(松本零士)いわて銀河鉄道線
参考文献
外部リンク
『銀河鉄道の夜』:新字新仮名、角川文庫版(青空文庫)
『銀河鉄道の夜』:新字新仮名、新潮文庫版(青空文庫)
賢治の見た夢〜銀河鉄道の夜〜
脚注
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銀河鉄道の夜について関連サイト情報