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昔の文学には、興味深いのがたくさんありますね。学校でいろいろ習ったときは、特にあまり感じなかったのですが、 ある程度大人になってから、それらのものに接すると風情が感じられます。最近のものもご紹介しています。 では、よろしく御願い致します。
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2007/11/26 日記<今昔物語集>
今昔物語集
今昔物語集(こんじゃくものがたりしゅう)は、平安時代末期に成立したと見られる説話集。全31巻。ただし8巻・18巻・21巻は欠けている。編纂当時には存在したものが後に失われたのではなく、未編纂に終わり、当初から存在しなかったと考えられている。又、欠話・欠文も多く見られる。俗に『今昔物語』とも言われるが正しくは「集」が付く。インド・中華人民共和国|中国・日本の三国の約1000余りの説話が収録されている。『今昔物語集』という名前は、各説話の全てが「今ハ昔」という書き出しから始まっている事から由来している。成立
『今昔物語集』の成立年代と作者は不明である。 年代
11世紀後半に起こった大規模な戦乱である前九年の役、後三年の役に関する説話を収録しようとした形跡が見られる(説話名のみ残されており、本文は伝わっていない)事から、1120年代以降の成立である事が推測されている。一方、『今昔物語集』が他の資料で見られるようになるのは1449年の事である。成立時期はこの1120年代〜1449年の間ということになるが、保元の乱、平治の乱、治承・寿永の内乱など、12世紀半ば以降の年代に生きた人ならば驚天動地の重大事だったはずの歴史的事件を背景とする説話がいっさい収録されていないことから、上限の1120年代からあまり遠くない、白河法皇・鳥羽法皇による院政期に成立したものと見られている。このため、『今昔物語集』は、編纂後約300年間にわたって死蔵状態だったと考えられている。 作者
作者についてはっきり誰が書いたものであるかは分かっていない。
『今昔物語集』を『宇治大納言物語』を改訂増補強したものと考える場合、作者は宇治大納言源隆国と考えられる。だが、その説はほぼ否定されている。
他にも、南都北嶺といったところに所属していた僧侶が作者という説がある。また、この説についても一介の僧侶が個人的な理由で書いたのか、またはその時代の天皇である白河天皇の庇護下にあった何名かの僧侶によって書かれたのかなど様々分かれている。
奇説としては、『俊頼髄脳』を著した源俊頼とする説もある。だが、どの説も想像の範囲を超えず、決定打に欠けている。 伝本
京都大学付属図書館に所蔵されている、鈴鹿家旧蔵本(国宝)通称「鈴鹿本」が最古の伝本である。ただし鈴鹿本は、一部の巻のみを伝えるにとどまる。紙の年代が成立時期に重なることから、これが『今昔物語集』として最初に書かれた原本そのものである可能性もある。その他の本は鈴鹿本から書写され、流布されていったものだと考えられている。内容
形式
天竺(インド)、震旦(中国)、本朝(日本)の3つに分かれ、それぞれ、先に仏教説話(因果応報譚を含む)、あとに仏教説話以外の説話を並べる構成になっている。各部の先頭はおおよそ年代的に最初の説話で始められている。原則として各話は「今昔」(今ハ昔)という書き出しで始められ、「トナム語リ伝エタルトヤ」で結ばれ終わる(一部例外あり)。なお、近世以前は「こんじゃくものがたり」とは読まず、「いまはむかしのものがたり」と読まれていたらしい。似た話が2つ(ときに3つ)並べて配置されている(二話一類様式)。 原話
『今昔物語集』の話はすべて創作ではなく、他の本からの引き写しであると考えられている。元となった本は『日本霊異記』、『三宝絵』、『本朝法華験記』などが挙げられる。本朝世俗部の話には典拠の明らかでない説話も多く含まれる。また、平安時代の最初の仮名の物語といわれる『竹取物語』も、「今は昔」で始まる。伝聞資料に基づき構成されたものがあったかもしれない。 文体
原文(鈴鹿本)は平易な漢字仮名交じり文(和漢混交文)(ただし、ひらがなではなくカタカナである)で書かれ、その文体はあまり修辞に凝らないものである。そのため、古文としては比較的読みやすい部類に入る。一方、擬態語の多様などにより、臨場感を備える。芥川龍之介は「美しいなまなましさ」「野蛮に輝いている」と評している。話のテンポも軽妙で、口語といった語りもふんだんに用いられ、典型的な平安文学とは一線を画している仕様になっている。極力、どの地域の、何という人の話か、ということを明記する方針で書かれ、それらが明らかでない場合には意識的な空欄を設け、他日の補充を期す形で文章が構成されている。
例えば、典拠となった文献で「昔々、あるところにおじいさんとおばあさんがいました」という書き出しから始まる説話があり、その人名が具体的には伝わっていない場合であっても、その話を『今昔物語集』に収録する際には、「今ハ昔、 ノ国ニ トイフ人アリケリ」との形で記述され、後日それらの情報が明らかになった場合には直ちに加筆できる仕様になっている。
このような編纂意図から発生した意識的な欠落部分が非常に多いのが、本説話集の大きな特徴である。だが、如何せん死蔵期間が長期に渡っていたため、後の説話文学の代表格といえる『宇治拾遺物語』など、中世の説話文学に何らかの影響を与えたとは言いがたい。各巻の内容
天竺部
巻第一から巻第四までは仏教説話。巻第五は非仏教説話や釈迦の前世譚を含む。*巻第一 天竺(釈迦降誕と神話化された生涯)
震旦部
巻第六から巻第九までが仏教説話。*巻第六 震旦付仏法(中国への仏教渡来、流布史)本朝(日本)仏法部
*巻第十一 本朝付仏法(日本への仏教渡来、流布史)本朝世俗部
巻第二十一は欠巻であるが、配列順からここには天皇家に関する説話が入る予定であったと考えられている。*巻第二十一 欠巻影響
『今昔物語集』に想を採った近代作家は多い。中でも大正時代の芥川龍之介による『羅生門 (小説)|羅生門』と『鼻 (芥川龍之介)|鼻』は有名。外部リンク
国宝・今昔物語集(鈴鹿家旧蔵本、京都大学電子図書館)
今昔物語集 (鈴鹿家旧蔵) 所蔵巻一覧
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/kobun/1002727654/ |